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伊良波中学校で今年度最初の出前授業を行いました!

こんにちは。スタッフの神山です。
6月15日 木曜日に豊見城市立伊良波中学校で平和教育出前授業「沖縄戦~ガマの体験から考える~」のワークショップを行いました。

今回の出前授業は、令和5年度沖縄平和啓発プロモーション事業で最初の取り組みとなり、スタッフ一同緊張の面持ちでしたが、弊社の玉城直美と伊良波中の内山直美教頭先生の「W直美」のチームティーチングでの進行や、証言の朗読やワークショップでの生徒の誘導など伊良波中学校の先生方の協力、そして何よりも純粋で素直な伊良波中学校1学年の生徒の皆さんのおかげで、とても良いスタートが切れました。

今回授業を行ったのは1年生299名と先生方16名で、50分×2コマの100分間実施しました。蒸し暑い体育館でしたが多くの生徒さんが熱心に参加してくれました。

〇プログラム〇

1. オープニング
2. 難民問題を考える
3. ガマのワークショップ
4. 先生方による、朗読
5. Hope Dream Future

 

1. オープニング

まずは、事前に取り組んでもらった平和についてのアンケート結果の共有と、この事業の説明を沖縄県女性力・平和推進課の担当の方に行っていただきました。

伊良波中学校の合言葉である「イラハッピー」と県の方が挨拶をすると、生徒の皆さんが驚いたような、嬉しそうな反応をしていたのが印象的でした。

 

2. 難民問題を考える

ワークショップの導入で写真を使って難民とは何か?、難民の数、難民の受け入れ国、難民となっている国の数など、「難民」についての基礎的な知識を身に着けました。
難民の説明を聞きながら、いま宇蔵名で起きている戦争について思いを巡らせた生徒が多い様子でした。

 

3. ガマのワークショップ

続いては視点を世界から沖縄に移し、読谷村の2つのガマを題材に、沖縄戦当時の住民が経験したことをロールプレイ形式で疑似体験し、住み慣れた場所を離れる辛さなどを沖縄戦と難民を合わせて学んでもらいました。


↑選んだガマに移動する生徒の様子

 

4. 先生方による朗読

事前に沖縄戦経験者の証言を先生方にお送りしており、3名の先生が証言を読んでくださいました。
いつもとは違う様子に生徒と先生方両方とも少し照れくさそうな様子でしたが、いざ、証言を読み始めると、生徒の皆さんはまっすぐなまなざしを向けて静かに耳を傾けていました。
静かに朗読する先生、本当の証言者から聞いていると錯覚するような力づよさで読んでくださる先生、三者三葉でとても心をつかまれました。

実は、協力してくださった先生方は空き時間を使って一生懸命朗読の練習をしていたそうです。😭
そのうちの1人の先生は出前授業の合間の休み時間もずっと読む練習をしてくださっていました。

 

5. Hope Dream Future

Kiroroの玉城千春さんと当時の中学生が沖縄戦当時、読谷村のガマで起こった悲劇を基に作詞した「Hope Dream Future」を聴きながら、好きな歌詞に線を引いてもらいました。
人は絶望のなかで何を思うのか、どうすれば無気力を乗り越えられるのか、生徒間の話し合いで様々な意見が出ていました。

 

6. まとめ

最後に授業を終えての感想を入力してもらいました。生徒の皆さんはchromeブックを使ってQRコードの読み取りから、アンケートの入力まで軽々とこなしていました。

そのアンケートの結果がこちらです↓

〈事前アンケート〉

13.6%(38名)の生徒が「はい」 / 78.2%(219名)の生徒が「いいえ」 / 1.1%(3名)の生徒が「わからない」 /
7.1%(20名)の生徒が「平和だと感じる人もいるし、そう感じない人もいると思う」「平和なところもあれば、平和じゃないところもあると思う」「一部の国や、地域は栄えてその裏には、貧しい国があったりすると思うから一部は、平和で一部は、平和じゃないと思う。」などと答えてくれました。

 

〈授業前アンケート〉

 

〈授業後アンケート〉

 

授業前アンケートの結果との比較してみると、
・できると思う 54.8% ⇒ 58%
・何かはできると思う 14.3% ⇒ 26.4%
・あまり出来ないと思う 11.8% ⇒ 6.7%
・できないと思う 9.3% ⇒ 4.1%
・わからない 9.7% ⇒ 4.8% と変化しました。

 

出前授業を終えて、

「平和にするためには自分自身を変えていけないといけないから、自分、そして周りからかえていこう!!!!」

「私はまだ子供だからまだできないことが多いけど全部ができないというわけでもないと思うので自分でできることを探したいです」

「私は戦争のことは少し知っているけど、今日体験してみて、より戦争体験者の気持ちがわかった気がします。次は私が次の世代へ伝えていきたいなと思いました。」

「僕は実際にどんな事があったのかを調べてその時の情況をまるで僕は戦争を体験しましたと語れるくらい知りたいです。なので沖縄の戦争が書かれてる場所に行くのは苦手ですが挑戦したいです。」

といった感想をたくさん頂きました。

 

スタッフからの感想:

今回は朗読を先生方にも担当して頂き、新しい形でのワークショップとなりました。打ち合わせから本番まであわただしい時間でしたけど、何よりも先生方が朗読に参加したことで、前半のワークショップと朗読の新たなスタイルになりました。子どもたちの参加する様子や意識の変化も高く、授業者としても学びの大きな時間になりました。伊良波中の皆様、ご参加ありがとうございました。

休み時間と終了後に一人一人、感想を直接伝えに来てくれるとても素直で素敵な生徒さんがたくさんいらっしゃいました。

伊良波中学校の先生・生徒の皆さんありがとうございました。